もしも天狗が突然ウチに来たら…という想像をしてみます。
わたしはハナタカ天狗が好きなので、その設定でいきます。
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1階リビングでぼんやり庭を眺めていると、
大きな羽根がひらひらと舞い落ちてきます。
なんの羽根だろう?と2階に上がってみると、なんと天狗がベランダにいるではありませんか!!!
腰を抜かしそうなくらビックリしつつ、掃き出し窓を開けて天狗を招き入れます。
私(以下「わ」) 「ど、どうぞ」
天狗(以下「て」) 「うむ」
体を屈めて天狗が家に入ってきた!!でか!!
て「しばらくここに住ませてもらう」
わ「えー!い、い、いいですけど、人間の家に住めます?トイレとかは?」
て「いらぬ。神だからな」
わ「そ、そっか。じゃあ、どこで寝ます?布団?鳥の巣的なもの作りましょうか?」
て「止まり木でよい」
わ「あ、ちょうど吹き抜けのとこに梁があるので、そこでどうぞ」
て「うむ。助かる」
わ「あ、ご飯って何食べるんですか?」
て「ヤツデの葉はあるか」
わ「えー!?ヤツデ食べるんですか?あれって扇ぐために持ってるんじゃないんですか?」
て「あれは飯だ」
わ「知らなかったー。でもウチにはヤツデはないです」
て「そうか。邪魔したな」
そうしてハナタカ天狗はベランダに出て、バッサバッサと飛び去ってしまいました。
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ウチの庭にヤツデがあれば、一晩くらい泊まっていってもらったのにな。残念。
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