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てんぐ堂

物語と現実をゆるやかにつなぐ、和のポータルサイト。
ここから、山と海のあわいにひらかれた
「境界の里」の物語が、静かに始まります。

ここは、知識を集めるための場所ではなく、
どこか懐かしい感覚を、そっと思い出すための入口。

遠い昔の話のようでいて、
まだ名前のついていない感覚のようでもある――
そんな気配が、ここにはあります。

風の匂い、土のぬくもり、
静かな呼吸と、澄んだ気配。

そんなものに、そっと触れるための場所です。

やがて気づくかもしれません。

ここが、ただの読み物の集まりではなく、
境界へと続く縁側のような場所だということに。

山と、里のあいだ。
現実と、物語のあわい。

そのあわいにひらかれた小さな世界——

山海の境にひらかれた「境界の里」

山の気と海の気が交わる、そのはざまに、現実世界と重なり合うように存在する小さな異界がある。

その名は――【境界の里】。

風がふっと逆向きに流れた瞬間、あるいは心が静かになったとき、里への入口「風の道(かぜのみち)」が開く。

てんぐ堂 ― 里の中心に佇む一つの庵

境界の里の中心には、小さな建物がひっそりと立っている。

境界の里の中心に建つお堂――【てんぐ堂】。

完全なお堂でも、ただの庵でもない。
住まいの気配をそっと残した、素朴な小さな建物だ。

中には囲炉裏が切られ、火のぬくもりとともに風の音が響いている。
軒先には風鈴が下がり、その揺れが、里に流れる“気”を静かに伝えている。

てんぐ堂は、境界の里の中心に静かに息づく場所である。

すずめ天狗 ― てんぐ見習いの小天狗たち

境界の里には、羽根を持つ小さな天狗たちが暮らしている。
彼らはまだ一人前ではなく、てんぐ見習い。

いつか立派な大天狗になることを夢見て、風と気配の修行に励んでいる。

三寸坊(さんすんぼう)
秋葉権現・三尺坊に憧れる、すずめ天狗のまとめ役。
静けさと気の流れを読むのが得意。

平三(へいぞう)
岡っ引きに憧れ、里の治安を守る密偵の小天狗。
武道と観察が得意。

辰三郎(たつさぶろう)
町火消しに憧れ、火の用心の夜回りを欠かさない小天狗。
防災とアウトドアの達人。

境界の里の風景

●水鏡の池
空と山、そしててんぐ堂を静かに映す、境界の中心の水面。

●すずめのお宿
一晩だけ泊まれる不思議な宿。翌朝には入口を忘れる。

●風の稽古場
響き・間・呼吸がいつの間にか整っていく、風の場。

●山海の見晴らし台
山と海が同時に見える、境界を象徴する場所。

●影の小径
忍びが歩いたという細い道。気配の稽古に使われる。

てんぐ堂の掟(やわらかい掟)

 1.遊びを忘れない
 2.静けさを大切にする
 3.境界を乱さない
 4.来た時より軽く帰る

―― 風が逆向きに流れたら、入口が開く。
  今日もまた、境界の里は静かにあなたを迎えている。